東南アジア旅行や滞在の前に、どんな予防注射があるかまとめてみたいと思います。
いろいろある中で、私はA型肝炎の予防注射を受けに行きました。
A型肝炎とは
A型肝炎は食べ物からウイルスで感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在しています。発症すると倦怠感が強くなり、重症化すると1か月以上の入院が必要になる場合があります。
途上国に中・長期(1か月以上)滞在する人はワクチンを受けたほうがいいと言われています。
特に60歳以下の人は抗体保有率が低いため、接種がすすめられています。
予防接種の方法
通常、ワクチンは2~4週間隔で2回接種します。
6か月以上滞在するならば、6か月目にもう1回接種すると約5年間効果が続くとされています。
2回目のワクチンを2〜3週間後に受けることがすすめられるので、予防接種を受けるスケジュールを渡航前に前もって計画するようにしましょう。
その他の予防接種

注射
破傷風
冒険旅行などでけがをする可能性の高い人にすすめられています。
破傷風予防も兼ねて、なるべくケガをしないようにしたいですね。
狂犬病
イヌやキツネ、コウモリなどの多い地域へ行く人で、特に、近くに医療機関がない地域へ行く人や、動物研究者など、動物と直接接触する人にすすめられています。
現地の動物になるべく接触しないようにしたほうが、この病気を予防できます。
犬などにかまれた場合には、できるだけ早く設備の整った医療機関に行きましょう。
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のんびりしているマレーシアの犬たち
デング熱、マラリア

蚊
東南アジア地域で多いのが、デング熱やマラリアです。しかしこの二つの病気にはまだワクチンがないようなので、基本は、蚊に刺されないように注意することで予防します。
また、体力・免疫力・抵抗力が弱っているときのほうがかかりやすいので、疲れを早くとって、体調を整えておくことも予防につながります。
同じく蚊によって媒介される、ジカ熱も最近話題になっていて、空港でには注意を呼びかけるポスターが貼られています。感染しても症状が現れない不顕性感染もありますが、ジカ熱の場合、妊娠している人は胎児に影響が出ることがあるので、とくに蚊よけ対策をしておきましょう。
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雨季の時期は、蚊も多くなるので、虫よけスプレーなどを用意しておくといいですよ。蚊よけとして、DEET成分入りの虫よけがあります。
汗で流れてしまうこともあるので、こまめにつけ直すことも忘れずに。
【虫よけスプレー】
50mlというコンパクトサイズで、機内持ち込みもできます。DEET成分あり。持ち込む際には、透明ジッパー付きの袋(ジップロックなど)に入れましょう。
(機内持ち込みの関連:空港の保安検査を通るときに気をつけていること)
(関連して、「蚊よけ対策をする」の記事もどうぞ。)
予防接種に行って

病院
社会人になってから予防接種を受ける機会は、自ら病院に行かないとないので、今回のように予約して病院に行くのはちょっと緊張しました。
A型肝炎のワクチン接種後、とくに腫れることも痛くなることもありませんでした。
注射も痛くなかったので、ホッとしました。
大人になっても、注射はこわいものだな、と思います。
以前に受けたインフルエンザの予防注射よりも痛くなかったので、注射嫌いな方も、怖がらずに予防のためにA型肝炎の予防注射をしてもらうといいと思います。
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まとめ
国によっては、入国の際に予防接種証明書を要求されるところもあるようですが、マレーシアに入国する際には、予防接種の証明書は必要ないようです。
必要な予防接種は、渡航先、渡航の期間、渡航する形態、自身の年齢、健康状態、それまでの予防接種歴などによって異なってきます。
海外では、日本にいるときと違う病原体により感染しやすくなることがあるので、自分自身の健康を守り、他の人への二次感染を防ぐために予防接種を受ける人も多いです。
いろいろなワクチンの種類がありますが、まず一つ目を選ぶとしたら、A型肝炎のワクチンがおすすめなようです。
ぜひ、渡航前に情報を集めて、安全な旅行を楽しんできてくださいね!
【参考サイト】
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