はじめて東南アジア地域に行くときに、病気になったり、体調を崩すことを心配する人も多いと思います。
気候や生活スタイルが違うので順応できるか心配になるのも無理はありません。
実際にマレーシアに行ってみて、無事に過ごせているので、東南アジアを怖がる必要はないと思います。
それでも、そのときの体力や、食中毒の菌にちょうど出会ってしまうかは人によって違います。
確率を0%にはできなくても、少し気をつけるだけで、食中毒などになる確率を下げることができるので、旅行での注意点や予防についてまとめてみたいと思います。
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食中毒の予防
暑い地域ですし、食べ物が悪くなるのが早いです。お腹をこわさないようにしたいですね。
お腹のくすり
ひどくお腹を下す前に、ふだん日本で使っている胃腸の薬を持って行きましょう。
例えば、
正露丸、百草丸、ビオフェルミン、太田胃散などです。
1回分ずつ分かれていると、ビン入りよりも量は少ないですが軽いので、旅行で持ち歩きやすいかもしれません。
「胃腸全体のバランスを整えながら穏やかに作用し、不快な症状を改善します。」
Amazonの百草丸の商品紹介ページより
旅行中は、いつもと違う食事を取り、生活リズムも違って疲れやすいので、胃腸の調子を整えられるといいですね。
緊急時に慣れない土地で薬局を探して薬を調達するのは大変なので、自分の体質に合っていて飲み慣れたものを持って行く価値はあります。
病原菌による症状の強い食中毒の際には、病院で診てもらうなどの処置が必要なこともあります!
手の消毒
現地に着いてからは、手の消毒に気をつけましょう。
食べる前に石鹸で手を洗うか、アルコール除菌グッズで消毒できます。
ウェットティッシュや水を使わなくても使える、ジェル状のアルコール除菌グッズがあります。

消毒
この写真のような除菌グッズは、マレーシアのwatosons(ワトソンズ)というドラッグストアにも売っています。
ウェットティッシュや除菌グッズを置いてあるスーパーもあります。
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はし、スプーン、フォーク
レストランでは、はしやスプーンの表面をティッシュで拭くか、熱湯消毒します。
地元のお店には、はし・スプーンをまとめて入れてあるタッパーが机の上にあって、そこから各自自分の分を出すところが多いです。
近くにティッシュもあって、はしやスプーンを取り出してから表面を拭くことができます。乾いたティッシュでも、それなりに効果があるようです。
また、熱湯が入ったコップにスプーンやフォークを入れて出してくれるところがあります。これは、熱湯消毒のためのサービスです。
あるいは、消毒用に熱湯を持ってきてもらうようにお店の人に注文することもできます。
注文のときにボレカ(いいですか) アイル・パナス(熱湯)?あるいは、アダカ(ありますか)アイル・パナス(熱湯)?
などと言ってみましょう。
お店を選ぶ

ワンタンフォー
お店の人も食中毒を出さないように普段から気を配っていますので、それほど恐れる必要はないですが、パッとみて調理場がきれいそうなお店のほうが安心です。
少なくとも、汚そう、不衛生だと感じるならそのお店はやめておきましょう。
そして、地元の人にも人気があり、よくにぎわっているところがおすすめです。美味しくて衛生的であることが多いです。
また、屋台など、屋外で売っているものを食べるときには、作ってから新しそうか見ながら判断するといいと思います。
古いものは食べない
買ってきたものにしても、自分で料理したものにしても、常温で放置して時間が経ったものは無理に食べないほうがいいです。
古くなったものを食べるより生死をさまようほうが大変なので、こういうときにはもったいないと思わないようにしましょう。
東南アジアは気温が高いので、食べ物が傷むのも早いです。
次の日に残したいなら、早めに冷蔵、冷凍して、食べる前にはしっかり加熱してから食べましょう。
生水に注意

お茶
沸かしていないお水には注意が必要です。
お腹があまり強くないならば、氷なしか、お茶やコーヒーなどの飲み物を注文するときにパナス(ホット)を注文しましょう。お店によっては、暑すぎないちょっとぬるめで出てきて飲みやすいときもあります。コールドよりもお腹にやさしいです。
また、水道水は直接飲まず、沸かしてからか、ミネラルウォーターを買って飲むといいです。
地元の人もよく水を買って飲んでいて、値段も高くありません。
500mlのボトルで、0.5RM〜約15円ほどで売っています。
値段の安い白キャップのボトルでも問題ありません。
私自身は、暑い日に時々、ピン(コールド)の飲み物を注文して飲むこともありますが、今のところ大丈夫です。
絶対に氷がダメということもないですが、絶対に大丈夫かはわかりませんので、各自で判断してくださいね。

当たってしまったら

病院
食中毒の特定の菌に本当に当たってしまったら、我慢ではどうしようもありません。
体の水分が失われて危険になる場合がありますので、いつもにない腹痛、下しかた、熱、吐くなどの症状が出たら現地の病院に行きましょう。
対策をしていても、体が疲れていたり、ちょうど強い菌に当たってしまうことはあります。
そのときには病院に行くなど、できる治療をし、体を休めて回復に励みましょう!
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まとめ
やはり、いつも用心していたほうがいいと思います。ちょっと慣れてきて、自分は大丈夫だからとあまり消毒しなくなったり、古くても食べたりすると突然当たることがあります。
食中毒の菌は、匂いや見た目ではわからないのが普通なので、できるだけ手の消毒をし、古くないもの、加熱してあるものを食べるようにして気をつけましょう。
傷んだものもなるべく避けたいので、傷んだにおいがしないか嗅いでから決めることもあります。臭うものは、本当は嗅ぎたくないですが、、
時間が経つと傷んでしまうので、食べ物は作りたての美味しいうちに食べたいものです。
用心すれば、かなり食中毒を防げます。
怖がらずに、どうぞ東南アジア方面の旅行・滞在を楽しんできてくださいね!
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