マレーシアでは、携帯電話やスマートフォン用のSIMプリペイドプランが充実しています。
旅行者も使いやすいので、滞在予定の方はこのプリペイド式を試してみてはいかがでしょうか。
有名な三社は、maxis(Hot Link)、celcome(xpax)、digi です。プリペイド式の使い方は基本的に似ています。
スタートパックに入っているSIMカードのサイズは、普通サイズ、マイクロサイズ、ナノサイズのいずれにも使えるように、プラスチックの部分に切れ目が入っています。
使うときに、機種が対応する大きさに合わせて切り取ります。
※ SIMサイズについてはこちらの記事もどうぞ

今回は、プリペイドSIMの有効期限とトップアップについてまとめたいと思います。
パッケージ購入

SIMカード
お店でスタートパックを買います。
10RM前後(300円前後)が多いです。
(通貨に関しては、「マレーシアの通貨リンギット(RM)と買い物」の記事もどうぞ。)
たいていは、利用開始から7日間で期限が切れて、電話とSMSメールの発送信、データ通信が使えなくなります。
所有権の登録はまだ残っていて、実際にはさらに30日ほど電話とSMSの受信のみできます。(スターターパックから一度もトップアップ入金しなかった場合は30日、トップアップをすると、期限が切れてから90日間受信のみできます。)
30日(トップアップをすると90日)後、完全に失効し、そのSIMは全く使えなくなります。
完全に無効になる前にトップアップして入金すると、有効期限を延長できますよ。
【補足】
トップアップ用の番号が書かれたカードを持って帰れば、日本に帰国中でも、IDDコードを使ってトップアップして、有効期限を延長できます。
(詳しくは、「日本に帰国中でもDIGIのトップアップができました」の記事もどうぞ。)
※ DiGiの場合のプリペイド SIMカードの使い方に関連する記事

トップアップの金額と有効期限
【トップアップしてから送受信できる期間】
- 10RM → 10日
- 20RM → 20日
- 30RM → 30日
- 50RM → 50日
トップアップしてから、上記の日数の間、電話、SMS、データ通信がすべて有効です。
トップアップした金額分は、データプランの購入やSMS送信や通話料金などにそのまま使えます。
【その後】
この送受信できる期間の後も、90日間は番号が有効で、送信とインターネットが切れるものの、着信やSMS受信ができます。
90日後、すべて無効になり、電話番号が失効します。
トップアップの注意点
同じ金額をトップアップするにしても、入れ方に注意が必要です。
例えば
30日延長したい場合、30RM用のトップアップを買います。
10RMのトップアップを同じ日に3回入れても、その日から10日しか延長されません。
トップアップせずに有効期限を延長する方法
すでにトップアップしている残高があるなら、その残高の中から有効期限の延長を購入することができます。
1 RM で 1 日分の有効期限を伸ばすことができます。
入金(トップアップ)して、インターネットなどのプランを購入したあとの残高が残っているならば、有効期間の延長に使うこともできますね。
【My Digiアプリ】
My Digiアプリで、インターネットプランを選んで購入したり、有効期限の延長1RM/1日の購入、通信できるデータ量やトップアップ残高の確認などができて、便利です。
My Digi アプリより、「有効期限の延長」を選択して、購入することができます。
期限切れから完全失効までに気をつけること

カレンダー
有効期限が過ぎると、完全に番号が無効になるまでしばらくは、電話とSMSメールの受信はできるものの、発信や送信ができなくなります。
【注意点】
・ トップアップの残金が残っていますが、この期間は発信、メール送信、データプラン購入できません。
・ データ通信が使えません。
これは、30日3GBなどのデータプランの日にちが残っていても、データ通信がこの間は使えなくなります。
完全失効するまで、トップアップを促すSMSが何度か届くようになります。
この間に、トップアップすると、
・ 元に戻り、残りのデータ通信容量を使えます。
・ それまでのトップアップ残金が再び利用可能になります。
維持費用の目安

計算
最初のパッケージが、7日間で約10RM(約300円)です。
メールやちょっと地図を見たり検索する程度で、ホテルなどの滞在先でもWiFiがあったりすれば、スタートパックだけでも良いかもしれません。
期間が1週間以上だったり、インターネットをもっとたくさん自由に使いたいなら、スタートパックに加えて、1日あたり1RM(約30円)×日数分の予定をしていると、いつでもインターネットが使えるようになります。
もし予算が許せば、スタートパックに加えて、30日有効な30RMくらいのプランを最初に購入しておくと、我慢を意識せずにインターネットができると思います。
そうすると、1か月未満の滞在で、40RM(約1,200円)あれば、かなり自由にスマホが使えます。電話回線の通話やSMSが多い人は、通話量とメール通信料がもう少しかかるかもしれません。
データプランを購入してワッツアップや、LINEなどのSNSを利用したほうが、電話回線での通話や1通あたりに料金がかかるSMSメッセージを送るよりも通信量を節約できるでしょう。
(関連して、「WhatsApp アプリの機能はシンプルで使いやすい」の記事もどうぞ。)
【データプランの例】
30日間で30RM、5GB+α(データボーナスや、動画や音楽がカウントフリーなどがあれば)使えるプランがあります。
7日間ごとのプランもあります。
1日ごとに1RMで100MBずつの高速インターネットを購入できるプランもあります。
※ digiのプランについての記事
Digiのビッグボーナス(biGBonus)は、インターネットがお得
DigiのSUPER TERERRRプランは、AMネット使い放題 38RM/30日
まとめ
短期の旅行でも、プリペイド式のSIMを使うと便利かもしれません。
はじめのスタートパックが、約10RM(300円前後)で1週間使えます。
また、30RM(1000円未満)を追加すると、トップアップしてから30日延長され、30日で5GBあるいはそれ以上のデータ通信のプランを購入できるようになり、かなりインターネットを使えます。
有効期限が切れたあとは、90日間(スターターパックにトップアップしなければ30日間)は電話とSMSの受信ができ、その後電話番号が無効になります。
料金設定はしばしば変更されるので、確認するようにしてください。
とはいえ、同じ金額の中で、データ通信容量がもっと増えるようなお得な変更が多いです。
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