マレーシアでは、小学生のときから英語の授業があるので、英語を話せる人が多いです。
空港、買い物などのサービス業界の人たちは英語で対応してくれます。商品の説明書きなど、マレー語と英語、中国語の3言語で表記されていることが多いです。
マレーシアに、観光・旅行で有名な場所に行くときには、英語がわかれば困ることはないと思います。
その、英語がわかれば苦労しないんだよ!という場面もありますが、
あなたのすでに知っている単語は、他の言語に比べて圧倒的に英語が多いはずです。あなたは数字、曜日、あいさつ、いろんな英単語を知っています。
会話の中では、東南アジアならではの英語のアクセントがあります。
とりあえず、マレー風の発音の特徴に慣れてください。
そうすると、英語で何て言っているかわかる!
ときっと思うことでしょう。
マレーシア風の英語の発音
英語の読みかたが、マレーシア風だと感じることがあります。
マレー語の発音の仕方から影響を受けていると思われます。
慣れれば、もしかすると欧米系の人の話す英語よりも聞き取りやすいかもしれません。
card カッ(ド)
カードのことです。
音をのばさずに、カッと聞こえます。
bank ベンッ
バンク、銀行のことです。
バンクのクは本当に聞こえません。ベンとは何か?それほど難しい単語ではないと思いますが、わかるまでにかなり時間がかかりました。
もともとマレー語の中には、子音で終わるときに、歯切れよく「ッ」で終わるように聞こえる単語がたくさんあります。
Selamat pagi
例えば、マレー語の Selamat pagi は、
スラマットパキと書いてありますが、スラマッパギーと聞こえます。
トは舌と口で形を作りますが、トの音を実際には聞こえるかどうかの発音しかしません。
このように、マレー語では小さい「ッ」の入る単語が多く、最後の t の音などを発音しないかのように少ししか言わないので、英語のときも、伸ばさずに歯切れの良い発音になったりします。
単語の最後の音が違う
最後が子音で終わるときに、日本語だと、カード(card)の最後は「ド」と発音するのですが、これだと、語尾がdではなくdoとなって伝わってしまい、まるで別の単語のようになってしまいます。
子音だけ発音するように意識すると、伝わりやすくなります。
バンク(bank)も同様に、ク(ku)ではなくて、ッ(k)となるように、kの発音を意識するようにして発音します。
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英語が第二言語の人が多い
店員さんの場合、お客さんが私たちのように外国人だということで、英語に切り替えて話す人も多いです。
それで、短い文や単語で、ゆっくり言ってくれたりします。
ちょっとカタカナっぽい発音だったりします。それで、慣れると何て言われたのか意外とわかりやすいかもしれません。
マレー語は、過去形、現在形などの文法が細かくない言語なので、彼らと英語で話すときに、多少文法が違っているかもしれないけど、意味が伝わればいいや、というくらいの大胆さで話してみるといいと思います。
三単現のsを忘れたり、appleの前をanではなくaにしてしまったとかは、気にしないことです。
それでも、あんまりひどく文法を無視し続けると、しまいには通じないので、ほどほどに。
マレーシアで、英語が第二言語と思われる人が、知っている単語を大胆に駆使している姿を見ると、こちらも英語が苦手でも何か話してみようという勇気がもらえます。
聞き返してもう一度言ってもらう
わからないときは、ちょっとよく聞き取れなかったので、もう一度お願い、と頼むと、親切に説明してくれることが多いです。
表情や、わからなかった単語のあたりを聞き返したり、
Once more, please?
などと言って、確認するといいです。
マレーシアの人は、ちょっとよく聞こえなかったりすると、「ア?↑ 」と聞き返します。
耳が遠いのでも、怒っているのでもありません。
マレーシア人同士でもふつうにア?と聞き返したりして会話しているので、相手が「ア?」と聞いてきてもこわがってはいけません。
それは、相手の人があなたの話をもっとちゃんと聞きたいという関心の表れです。笑顔で対応してくださいね。
マレーシアで話されている言語
大きく分けると、マレー語、英語、中国語です。さらにインド系、フィリピン系の人がいます。そして、マレーシアの地元の部族の言語が何種類もあります。
地元の部族というのは、少数の限られた人というのではなく、出身地域ごとにそれぞれのルーツを持っています。
父方は中国系、母方はイヴァン系など、みんなそれぞれです。
多民族国家だな、と感じます。それで、部族の言語を含め、何種類もの言語を話せる人が多いです。
学校で習っていない言語も、耳で聞いて覚えてしまう人もいるので、すごいな、と思います。
まとめ
日本では、英語を含めて外国語を使う機会が少ないですが、東南アジアに出かけると、外国語を使ってみるチャンスがいっぱいありますね!
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自己紹介や、会話を始めるのに使える表現が厳選されていて、旅行に持って行きたくなる本です。
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