野菜や果物市場を歩いていたら、赤くてもじゃもじゃした見た目のフルーツを発見し、足が止まりました。
ランブータンという木の実です。
ランブット(rambut)というのはマレー語で髪の毛という意味だそうで、ランブータン(rambutan)という名前は、毛があるように見えるこのフルーツの特徴をよくとらえているな、と思います。
果実の外皮が髪の毛のようにもじゃもじゃしています。赤毛です。
ランブータンの味

ranbutan
ゴルフボールを少し大きくしたくらいの大きさで、皮をむくと白くて半透明なライチのような実が出てきます。

ランブータン
実の中に細長い種が一つ入っています。ほんのり甘く、酸味はほとんどないので、美味しくて何個でも食べられそうです。

ランブータン
食べ終わったら赤いもじゃもじゃの殻がたくさん積み上がります。中の実のわりに、殻がもじゃもじゃしていて、かさばります。
おしゃべりしながら、いくつも食べてしまいます。
黄色いランブータンもある

黄色いのランブータン
ランブータンは、赤いのが特徴だと思っていたのですが、黄色いバージョンもあるようです!
外側のモジャモジャの殻が黄色くなっていて、赤くならない種類のようです。
殻をむくと、中の身の部分は、赤いランブータンとほとんど同じ味がしました。
ランサットもおすすめ
実の色や形は違いますが、ランサットも、ランブータンと同じような感覚で、食べやすいフルーツです。
ランサットはこんな感じです。
ほんのりグレープフルーツのような味がします。
【ランサット】

ransat
この時期は、食べ終わったランブータンの殼がよく道端に落ちていたりします。
食べやすい味でおすすめ
トロピカルフルーツは、美味しいものが多いですが、このランブータンはその中でもクセが強くないので食べやすいです。
やわらかい味で、たくさん食べられます。
ちょっと殻をむくのが面倒に感じる人には向いていないかもしれません。
お客さんに出すとしても、殻つきでお皿に乗せて、中の実は各自で取り出してもらえば良いので、準備もラクですね。
フルーツの王様として、ドリアンのほうが有名ですが、ランブータンのほうが味と香りが控えめで食べやすいと思います。
※ ドリアンの記事

実のなる木
生長すると大きな木になります。実が熟す前は葉と同じ黄緑色で、いがぐりみたいです。
食べごろになると真っ赤になります。

ランブータン
大きく繁った木に、実がどんどん赤くなっていくと、そろそろ収穫どきだとわかりますし、美味しそうに見えます。
まだ少し黄緑色でも、食べれます。特に酸っぱいわけではなく、真っ赤なものより若干甘さが控えめな感じでした。
大きな木にたくさん実をつけているのを見かけました。ひと家族分だったら、一本の木でも多過ぎるくらいです。うちも庭木にランブータンのようなおいしい実のなる木があったらいいな、と思います。
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地元ではとっても有名
初めて市場で見かけたとき、とても気になったのでお店の人にこのフルーツの名前を聞きました。
聞いたらなぜか値段を答えてくれて、「いや、聞きたかったのはフルーツの名前なんですよ」と思いました。
きっとみんなが知っている果物なので、お店の人はランブータンの名前なんて当たり前過ぎたのでしょう。
もう一度聞いたら、嬉しそうにランブータンだと教えてくれました。
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まとめ
日本で見たことのないフルーツを見つけると嬉しくなります。今回初めて食べたランブータンは、食べやすい味で、また食べたいな、と思っています。
特に傷みやすいフルーツは、現地で食べるのが一番ですね!
きっと日本に今後輸入されることがあったとしても、マレーシアで食べるほうがおいしいでしょう。
初夏の季節のランブータン、ぜひ、東南アジアに行かれる方は試してみてくださいね!
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